【看護師の体験談】患者さんからお年玉をもらって、価値観が変わりました。

みなさん、こんにちは。😊

はとのつぶやきコーナーへようこそ。

今回はタイトルにもある通り、患者さんからお年玉をもらって価値観が変わったという話。🫢

今までにお年玉だけではなく、チップのように患者さんやそのご家族からお金を渡されたことが何度かあります。（本当に数回ですよ！😅食べ物や飲み物はよく頂きます。😊）

もちろん、必ず丁寧に何度もお断りするのですが、受け取るまで全然引いてくれません。😓

仕事も他にやらなきゃいけないことがたくさんあるので、そこでたくさん時間をとるわけにもいかないし、相手からのせっかくの気持ちなので、仕方なく受け取るような形でいただいてしまいます。😔

おそらく、看護師の仕事のみではなく、他の仕事でも、感謝されて、お金を受け取ってほしいと言われたことがある方はたくさんいらっしゃるのではないかと思います。

頑なに受け取らないで帰るのも失礼だし、仕方ないですよね。🥺

でも、そのいただいたお金には、なかなか手をつけられません。😅

感謝の気持ちを伝えてくれた患者さんやご家族の気持ちを想うと、とても嬉しくて。🥹

それに、そのような方々は、とても綺麗なのし袋に入れて、綺麗な字で私の名前を書いて渡してくれるんです。

だから、そのまま飾っても綺麗なので、見える場所にずっと飾ってしまいます。☺️

今回も、お正月にお年玉という形でいただいてしまったのですが、この出来事で私の感情に変化がありました。😳

私は、訪問看護の仕事をしているので、患者さんのお家に行って仕事をしています。

今回お年玉をくれた方は、患者さんのご家族の娘さんでした。

患者さんは90歳代で寝たきり。

時々意味のある言葉を話すこともあるそうですが、たいていコミュニケーションはとれません。

そんなお母さんを一人で介護している娘さん。

一人娘さんで未婚。

きれいで大きなマンションに住んでます。

私たちの訪問看護が関わるようになる前は、母の介護で疲れ切っていて、自分は化粧もおしゃれもしなくなっていたそうです。😔

だけど、訪問看護に来る若い看護師たちが、個性的で元気な人が多く、接しているうちに刺激をもらい、自分もおしゃれをしたいという気持ちになれたそうです。🥺

その患者さんと関わって1年近く経ちますが、娘さんはいつも綺麗にお化粧をして素敵なお洋服で出迎えてくれます。😌

そんな娘さんは、医療を完全に信じきっている人。

私は看護師ですが、医療の裏側を見てきて、本当の健康法について勉強してきたことで医療に違和感を感じている立場なので、いつも娘さんの話を聞いていると、

はとかぞく

あー、この人に本当の健康について教えてあげたいな。その考え方は間違っているのにな。

と思っていたんです。😔

でも、お年玉をもらった時にハッとしたんです。

お金をもらったからではなく、私に感謝の気持ちを持っていてくれたんだということを知ったことと、お年玉のさりげない渡し方。

お年玉のさりげない渡し方は、こんな感じ。

未使用の可愛いお年玉袋がいっぱい入っているものを見せながら、

この袋可愛いでしょー？

と私の目をお年玉袋に向かせて、私はこう思う。

はとかぞく

あら、可愛いのし袋。親族のお子さんに渡した時のあまりかな？娘さんの好きそうな柄だなー。😊

と、ほのぼの。まさか自分にもらえるなんていっさい思ってない状況。

その後、さりげなくその下からもっと素敵な花柄ののし袋を見せ、

ほら、これも素敵でしょ？

と見せてくれたのし袋には私へのメッセージと名前が書いてあって、

これはあなたに。受け取って。

と、とてもさりげなく渡してくれたんです。🥹

そのさりげない渡し方に感動しました。🥹

これが人生の経験の差か、と実感しました。

そして、ハッとしたことというのは、

はとかぞく

あ、この人にとっては、今までの経験で医療が正しいって信じきっているし、私の知識を求めているわけでもないし、そういう人に自分の考えを押し付けるのは良くないんだろうなー。

と思ったんです。

私は医療に対して不信感があり、本や最新の研究の文献から、本当の健康のためには薬を使わない方が良いことや、食事が一番大切ということを学んだので、仕事で毎日病気で苦しんで亡くなっていく人を見ているのが辛く、そんな辛い思いをする人を一人でも減らしたいという思いから、私の知識をできるだけたくさんの人に伝えたいと思っていたんです。

でも、それを求めていない人に押し付けるのは違うんだなということに気がついたんです。😌

私の母も、持病があって薬を飲んでいるし、医療を信じていた私が看護師になり、母が体調を崩すと「早く病院に行った方が良いよ！」「薬飲んだ方がいいよ！」と昔は当たり前のように言っていたので、病院に行けば大丈夫という固定観念ができてしまったんですよね。😔

私の家族に限らず、ほとんどの人は医療を信じていて、何かあればすぐに病院を受診する人は多いと思います。

だから、今更私が「薬は体に良くないよ」とか言っても、なかなか信じてもらえないし、その知識を求めていないし、押し付けているんですよね。

そのことに気づいて、

はとかぞく

あー、気をつけよう。人それぞれの価値観を大切にしなきゃだめだな。自分の知識が正しい、みんなに広めなきゃと思うのはやめよう。私は、私の知識を求めてくれる人に教えてあげればいいんだ。押し付けるみたいなことはやめよう。

というように、自分の悪いところに気づかせてもらえたんです。😌

新年から良い経験ができたなーと、この娘さんには感謝の気持ちでいっぱいです。😊

仕事をしていると、いろんな人に出逢います。

攻撃的な人もいれば、穏やかな人もいれば、本当に全く同じ人なんていません。

攻撃的な人と関わると、「人と接するのが怖いなー」と思うこともあるけど、どちらの経験でも、無駄なことはないんです。